1954-04-06 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第31号
もちろん全国民を対象とする国民年金制度の確立を今ただちに実現することは、国の財政あるいは国民経済その他諸種の事情から時期尚早なりと考えられますが、その第一の段階といたしまして、一応現在存在しております雇われておる者に関する各種の年金制度だけでもまず一元化いたし、続いて現在漏れております五人より少い人を持つておる事業所の雇われておる者を第二段階にこれに加え、また自営業者でも特に年金的保護の必要な寡婦、
もちろん全国民を対象とする国民年金制度の確立を今ただちに実現することは、国の財政あるいは国民経済その他諸種の事情から時期尚早なりと考えられますが、その第一の段階といたしまして、一応現在存在しております雇われておる者に関する各種の年金制度だけでもまず一元化いたし、続いて現在漏れております五人より少い人を持つておる事業所の雇われておる者を第二段階にこれに加え、また自営業者でも特に年金的保護の必要な寡婦、
先に社会保障制度審議会におきましては、年金制度の準備改革に関する勧告といたしまして、年金制度の改正を行う場合には、将来全国民を対象とする国民年金制度を確立するための礎石として、先ず現在の被用者に関する各種の年金制度を整備して一元的な制度とすること、次いで現在漏れておりますところの五人未満の事業者の被用者もこれに加え、又自営業者でも特に年金的保護を必要とするような人々をも加えられるような制度に発展せしむべき